先生たちのお部屋に招待状が届きました。
待ってました!!今年最後のお楽しみ「ゆり組ポップコーンパーティー」のお知らせと招待状です。これを楽しみにしているのは、先生たちだけではありません。小さな組のばら組さんとさくら組さんたちでしょうね。
待ちきれなくて、そわそわしていると、アレ待って〜、ばら組とさくら組がもう、ゆり組のお部屋に入っているよ。待ってください〜まだ、残っているかしら?ポップコーン!
このポップコーンの実は先輩たちが毎年、園の小さなゆり組の畑で育て上げたもので、代々譲り受けてきた大切な実です。今年の暑さに負けずにがんばって実を付けた丈夫な種です。これを食べると、元気もりもり、風邪をひかないよ。
何にも残っていないなあと思ったら、ゆり組のみなさんは、4つの味付けをして、待っていてくれました。
ホットプレートに何もないと思っていたら、小さな弾ける音が「プチッ、バチッ、ボコッバーン」と。その音が楽しくて、じっと見ていると、いつの間にかお鍋はポップコーンでいっぱいになって、ふたが開きそうです。アツアツのポップコーンに味を付けて、お客様に売ります。お金はいりません。じゃんけんに勝つだけでいいのです。「そんな〜。まけたら、もらえないのかな?」ゆり組さんはやさしいから、そんなことはないでしょう。
どの子どもたちもパクパクと美味しそうに食べていますから。
「じゃんけんポイ」
「勝ったら、大盛。スプーン3はいだよ。」
「あいこは、中盛。スプーン2はいね。」
「まけたら、極小盛。スプーン1ばいだけ」
「さあ、いらっしゃい、いらっしゃい。ぼくはじゃんけんに強いぞ。」「いらっしゃい。カレー味は、いかがですか。」とにぎやかなパーティーの始まり、始まり。静かな時は、お客様がポップコーンを食べている時だけでした。