園だより

秋の風にさそわれて
2011年9月6日
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きょうは、9月6日。プール遊びをするには、少し涼しい。そこで、青空がきれいな朝なので、護国神社の原っぱで、虫探しに行きました。
幼稚園の庭や畑には、10センチメートルの大きなショウリョウバッタがいました。夏休みに見ることができたのです。
おいしい草がいっぱい育っていたからでしょうか。いやあ、雑草畑?でしょ。雑草におおわれそうになった園の庭?でしょ。と言われてしまいそうです。
虫たちのことを考えると、このまま草だらけの方がいいに決まっています。しかし、虫たちだけのための畑と庭ではありません。あさひ幼稚園の子どもたちの遊び場でもあるわけで、どうしたらよいのか迷いました。うーん、どうしたらいいの。子どもたちを雑草ジャングルで遊ばせるのは…。すると、先生方がよい考えを出してくれました。子どもたちが遊ぶところの草はとってしまいましょ。でも虫たちの楽園はやはり、残しましょ。ということになりました。さすがに、よい考えです。子どもたちにも虫たちにも優しい幼稚園なのです。
それにしても、この暑さの中、水まきをしないのに草はよく育ってえらいなあ。いやいや、夏のあの暑さの中、2日間も、草と格闘した先生方に感謝しています。きれいになった庭で、また遊んでね。
さあ、護国神社の原っぱにはもっと大きなバッタに会えるかな?
期待して出かけました。
幼稚園を出てすぐ、こころのおうちの前を通ります。花壇ではひまわりを育てています。夏の酷暑にも耐えて、花がさいていました。小さくてかわいい花です。これは、園児全員と教職員のみなさんが、夏休み前に種から育てたものです。良かったね。種ができたら、福島へ送ります。土の放射能をとってくれるそうです。早く安心して生活ができるといいですね。

原っぱ着くと、坂口安吾の碑の回りにたくさんの赤トンボが飛んでいました。子どもたちは、ぐるぐると手を振り回して、捕まえようとしていました。でも、捕まえられません。そこで、頭の上にのっている夏の白い帽子を手でにとって、トンボを捕まえようという作戦です。帽子をくるくる振り回しました。何回も何回も振り回し続けて、自分たちくるくる回っていました。その情景を見ていた先生が、「これって『夏みかん』のお話の世界みたい。」と一人言。「思わず、あの話を知っているのね。」と相づちを打ってしまった。小学校の教科書に出ている話です。ご自分もその話を習ったとか。赤トンボを追いかける情景がフラッシュバックのように昔習ったことを思いださせるのですね。白い帽子、モンシロチョウ、青いタクシー、松井さん、夏みかん。題名を知っていますか。「空色のタクシー」でしたか?話は赤トンボでなく、モンシロチョウだったかな?
さて、原っぱではバッタは少し小さい大きさでしたが、よく捕まえました。なかなか虫の方が逃げ足が速いのです。

あまり暑さを感じなかった1日でした。明日は、のびのびくらぶがあります。未就園児のお子さんとお母様、どうぞいらしてください。みんなでシャボン玉を飛ばそうね。

		
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