父の日のプレゼント
ゆり組のみなさんは、茶色の粘土をこねこねして固めた後、絵の具で色付けして、ピカピカ薬を塗った作品でした。
今回もクラスで使う特別な用語に、なるほどと納得しました。子どもたちにとっても分かりやすく、おもしろい言葉で、すぐ言える幼稚園用語が、園の生活をイキイキさせているのでしょう。
これは、子どものおしゃべりから遊びまで、「小さな自分探し」の旅の過程の一部分になるきっかけになっているようです。
今回のキーワードは、(粘土を)「こねこね」と言う言葉です。
大人相手のように、「手で力を入れて柔らかくする」や「何度も指でつまんで元の形をくずして」などと説明すると、創作意欲が半減します。
子どもの心に響く言葉を。今、この時期にぴったりの楽しい音楽のような繰り返しの言葉を。子どもが自分の殻を破り、違う自分も演じられることを発見できる言葉を。そんな魔法の言葉をたくさん浴びせてあげたいですね。
「やってみたい、作ってみたい!」と思う気持ちがぐんぐん生まれてきたら、大成功。きっかけ作りの言葉がけがいかに大切か、先生たちもがんばっています。
大切な言葉を育てることは、子どもを育てることになります。
「もっとこうしよう。それでいいのかな。」と考える気持ちを育てる言葉。
「よし、がんばろう。」と自分を励ます言葉。
「ごめんなさい。」と素直な気持ちにさせる言葉。
みなさんは、どんなふうに子どもに話していますか。
ニコッと笑う、プイと怒る、悪かったと思う、などのさまざまな感情表現を小さな子どもが出せることは、成長するには大事なことなのです。
無表情は無関心につながります。何を見ても無感動、無感覚とならないためにも、子どもの目線にあった分かりやすく、ドキドキする言葉探しに出かけませんか。幼稚園の先生たちはいっぱい使っています。聞こえてきますか。